asaの足あと

何気ない暮らしと、その中で、日々こぼれ落ちるささやかな幸せと小さな痛みをそっと静かに残すように、このブログをしたためています。

合言葉を完結する

この春の転校後すぐの

コロナによるながい休校のあとも、

短かった夏休みのあとも、

小2の娘は毎朝

「今日学校だいじょうぶかな」

ときいてきた。

いつからかその口もとは

どこか楽しそうにほころぶようになり、

本気で不安に思っているのか

ただの口癖になっているのか

さっぱり分からなくなった。

それでもきまって娘がきいてくるので、

「だいじょうぶ。

 いつも笑って帰ってくるやん。

 行ってしまえば楽しいんでしょ」

と、私は答えた。

「もしだいじょうぶじゃなかったら、

 だいじょうぶになるように考えるから、

 どっちにしてもだいじょうぶ」

と、つけ加えたりもして。

 

合言葉のようになっていたそのやりとりも

気がつけばなくなっていて、

すっかり不安から解放された娘は

ただただ楽しそうに学校に行っている。

 

……と、思っていた。

 

 

気がつかなった。


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不安がなくなったわけではなく、

自分ひとりで

完結するようになっていたなんて。