asaの足あと

何気ない暮らしと、その中で、日々こぼれ落ちるささやかな幸せと小さな痛みをそっと静かに残すように、このブログをしたためています。

茨木のり子の「落ちこぼれ」を読む

夜中に目が覚めて、見ると、

明かりのついたリビングのソファーで

夫がいびきをかいていた。

声をかける気にはならなくて、

肌寒いからタオルケットをと思ったけど、

ふんっとやめて、電気だけ消す。

数分後、夫はのそのそと起き上がり、

トイレに行ったあと、

寝室にきてふとんに転がり落ちた。

 

何度も目覚める日。

朝方、ぱらぱらと本をめくる。

 

不得手なことが異様に多い私は

活字を読むのも得意ではなくて、

読書も一向に進まない。

 

少ない中からも

今の自分に響くものに出会えたとき

うはうはと、嬉しくなる。

 

落ちこぼれ

 和菓子の名につけたいようなやさしさ

落ちこぼれ

 いまは自嘲や出来そこないの謂

落ちこぼれないための

 ばかばかしくも切ない修行

落ちこぼれにこそ

 魅力も風合いも薫るのに

落ちこぼれの実

 いっぱい包容できるのが豊かな大地

それならお前が落ちこぼれろ

 はい 女としてはとっくに落ちこぼれ

落ちこぼれずに旨げに成って

 むざむざ食われてなるものか

落ちこぼれ

 結果ではなく

落ちこぼれ

 華々しい意志であれ

   茨木のり子「落ちこぼれ」

 

 

落ちこぼれ。

かわいい響きだなぁ。

 

 

雨降りの金曜日。

今週もようやく金曜日。

娘は土曜日の明日も

午前中だけ学校だけど。

 

明日の午後は、

娘主催でおまつり大会とやらをするらしい。

「卵の殻を折り紙でつくっておくように」

と、やけに難しい課題をだされている。

いったいなんのおまつりなんだか。

私、工作も不得手なんだけどなぁ。。。