asaの足あと

何気ない暮らしと、その中で、日々こぼれ落ちるささやかな幸せと小さな痛みをそっと静かに残すように、このブログをしたためています。

鏡にむかって念じる

20歳くらいの頃にちやほやしてくれた人から

ひさしぶりにLINEがきた。

お互い結婚し、子どもをもち、

もう長らく会っていないのだけど、

ふいっと思い出してくれるのか、

数年に1度くらい、

彼はひょっこり連絡を寄越す。

 

「このこ、君に似てるなと思って」

みたいな言葉の下に

見知らぬアイドルの写真。。。

 

似てねーし、

似ていたことは

過去にも一度もない。

 

私の記憶の中の若い彼は、

ちゃらんぽらんで、優しい。

 

彼にちやほやしてもらっていた頃の私は、

愚かな自分に無自覚な愚か者だった。

優しさを意地悪な言葉ではね返し、

人を傷つけては

自分の心もぐさぐさに切り裂く

大バカ者。

 

決してきれいじゃない過去が

懐かしく、愛おしくさえ思える日、

なんとなく鏡にむかってにっこり笑い、

ちょいとマッサージをしてみたりする。

 

瞼よ、上がれ…

ほうれい線よ、消えろ…

と、念じながら。