asaの足あと

何気ない暮らしと、その中で、日々こぼれ落ちるささやかな幸せと小さな痛みをそっと静かに残すように、このブログをしたためています。

あるもので楽しむ

小学2年の娘、

習字はかじったことさえなく、

習字道具も持っていない。

 

なのに昨日パソコンから顔をあげて

ふとみると、床一面に

筆でかかれた字、字、字。


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裏紙に、絵の具の筆と水彩絵の具で。

 

うちにないなら、あるもので。

ひとりでに、すくすく成長してゆく娘。。。

 

 

すがすがしいお天気の土曜日の朝、

パンをかじりながら

娘に昨日ひとりでみていた

トイ・ストーリーの感想をきく。

おもしろかったよとしか言わないので、

どんな話だったの?

とききなおすと、

ゆっくり、じれったく、たどたどしく、

ながいながいあらすじがはじまる。

しまった、と小さな後悔をふりはらい、

心して辛抱づよくききつづけたすえ、

娘が語ったラストに

「えー、そうなん?そんなラストなん?」

と興奮し、見てもいないのに、

「いい話やねぇ」

と、じーんとする。

 

朝食の片付けをしながら、

はたと思う。

30分もつづく娘の説明に

じっくり耳を傾けたことなんて

今まであっただろうか、と。

 

娘が1歳のときに保育園に預け、

フルタイムで仕事復帰をしてから

いつもいつも、休日でさえも焦っていた。

娘を急かし、自分を急かし、

追い立てられるように暮らしながら、

なにか大事なものを

見失いつづけていた気がする。

 

 

お昼前、娘とふたりで

きのう何食べた?

のつづきを1話だけみて、

めずらしく同じ料理に歓声をあげる。

塩鮭ときゅうりと炒り卵のお寿司。

 

みおわって、

「お昼ごはん混ぜ寿司にしようか」

と立ち上がる。

娘からまた歓声があがる。

 

塩鮭もきゅうりもない。

うちにないなら、あるもので。

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混ぜ寿司は錦糸卵が面倒だったけど、

炒り卵にすればらくちんだなぁ。

 

食べながら娘が

「ママは自分のこと好き?」

ときいてくる。

「だいっきらいよー」

とこたえる。

どこが?ときてくるので、

おバカなところが、とこたえると、

あぁ、うん……と娘はすぐに納得する。

「じゃ自分の好きなところは?」

ときかれ、3秒ほど悩んだあと、

「食いしん坊なところかな」

とこたえる。

「それ、好きなとこちゃうやろー」

と、娘は楽しそうにげらげら笑う。

 

3合分つくった混ぜ寿司、

夫と娘と私でもりもり食べ、

残ったのは、小さな小さなおにぎり4つ分。

冷凍して、また平日の朝ごはんに。。。