asaの足あと

何気ない暮らしと、その中で、日々こぼれ落ちるささやかな幸せと小さな痛みをそっと静かに残すように、このブログをしたためています。

かりぐらしをつづける

娘が遊びくるっているうちに寝てしまい、

夜中に目を覚ますと

ベッドの上にカッターや鋏や

ふたのあいた油性ペンやらが

散乱していた。

寝落ちした私のよこで

娘が夜な夜な工作をして、

そのまま寝てしまったのだ。

危険すぎる。。。

 

ここでの暮らしをはじめて

もう1週間以上たつのに、

私はまだどことなく

仮のくらしの気分でいる。

 

カーテンも合っていないままだったり、

クローゼットの中やキッチンの収納庫も

とりあえずと

はちゃめちゃにつめこんだまま。

収まらなかった巨大なあれこれは

まだ部屋の隅に

ドカンと積み上がっている。

 

基本的に家族全員が家ごもりの日々で、

以前よりずっと時間があるというのに

そのことが逆に

私の身と心を怠惰にさせる。

 

 

娘とは毎日けんかをしている。

 

散らかしたら片付けなさい!

宿題しなさい!

チャレンジ2年生

やりたいって言ったからとったのに

どうしてちゃんとやらないの!

 

きぃきぃきぃきぃ怒りたおし、

ぎゃーぎゃー泣きながら言い返される。

 

 

夫とは毎日いがみ合っている。

腑に落ちないことを伝えても

激しい苛立ちで返ってくるだけで、

なんの解決にもなりえないそれは、

もはや「けんか」とも

ほど遠いようにさえ思う。

 

夫との距離は、

一緒に越してきた今も

一向にちぢまらない。

 

 

昨日、娘の友人たちが夢にでてきた。

彼らはいつも

私を見るとちょっかいをだしてくれた。

彼らと悪ふざけし合ったあとは、

私はいつも通勤電車に向かう足どりが

少し軽やかになるのだった。

娘の友人たちとは昨年度

夫とよりずっと

ちゃんと会話をしたような気がする。

 

夢のことを夫のいる場で娘に話すと、

「さみしいの?」

ときかれた。

仲の良かったクラスメイトと教室で

実際に涙をながして別れてきた

小学2年生の娘に、

大人気ないと思いながらも、

「さみしいのかもね」

とこたえた。

 

本当のところ私は、

そんなに淋しいわけではない。

ただ、少しばかりなつかしい。

 

キッチンから離れた部屋の窓際に

仮でおいた豆苗。


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せかせかと変にあせらずにいられる今、

かりぐらしも悪くないなぁ、

とひそかに思っている。