義父の死亡に伴う手続きをしに、
昨日、義母と町の役場に行った。
ひとつの書類をだすごとに
担当者がいれかわり、
義母はその度に
名前と住所、同じことを何度もかく。
義父と義母のマイナンバーカードを
誇らしげにふりかざしてみたものの、
しれっと流された。
そうか、マイナンバーカードは
いろんな処理がさくっとできちゃう
魔法のカードじゃなかったわね^^;
お義父さんがいなくなってしまった今も、
義実家はにぎやかだ。
娘はいとこたちとはしゃぎまくり、
お茶がわりにジュースをのみ、
ことあるごとに甘いお菓子に手をのばす。
楽しくてたまらない様子で、
私のことなど
もはや目に入ってはいない。
ソファーでうたた寝をする夫を見て、
義母や義妹は
「つかれてるのね」
と、いつもの帰省時と変わらない
労りの言葉をむける。
帰省のたびに感じる。
ここで私は、
母でもない妻でもない、
嫁になる。
お嫁さん、お嫁さん
とご近所のおばちゃんも
美味しいものをどんどんもってきてくれるので、
娘だけじゃなく
私のおなかも常にぱんぱんだ。
明日の朝の飛行機で、
義実家から
ダンボール山積みの新居に舞い戻る。
窓を開け放って
雪でびちょびちょだったダンボールの山に
空気を送りこもう。
荷解きの前に、
今度は自分たちの住み始める役所と
転校先の学校に行かなくては。。。
そうこうしているうちにまた、
母となり妻となり、
やがて私にもどるのだろう。