asaの足あと

何気ない暮らしと、その中で、日々こぼれ落ちるささやかな幸せと小さな痛みをそっと静かに残すように、このブログをしたためています。

逃げる

夢の中ではどうも知り合いらしい

厄介なその人は

不気味な笑みを浮かべ、

追いかけてくる。

私は、友人らしき人と一緒に

逃げるのだけど、

厄介なその人はどこまでも

笑みを浮かべながら追いかけてくる。

 

目が覚めたとき

全身がびりびりとしびれ、

うっすら汗ばんでいた。

 

 

昨日の夜

白いごはんをおかわりした娘が

「海苔を切るはさみを貸して」

と言ってきた。

「キッチンばさみはもう引っ越しの

 ダンボールの奥にしまっちゃった」

と言うと、きぃきぃと怒りだす。

 

もともと不機嫌だった夫は、

娘のきぃきぃにさらに不機嫌になり、

怒声をあげたあと

ふてぶてしい顔で

別室へと去って行った。

 

「なんなんよ、もう!」

私もまた奇声を発しながら、

いそいそとキッチンを片付ける。。。

 

やがて、

いつのまにか機嫌をとりなおして

黙々と食事をつづけていたかのような娘が

「ねぇねぇちょっと見て」

と呼びにくる。

 

見ると、テーブルの上にパンダがいた。


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「ハサミがないから、のり手でちぎったよ」

そう言って、娘は満足げに笑い、

「パパ、ちょっと見に来てー」

と、ついさっき

自分に怒声をあびせたばかりの夫をよびに

駆けて行った。

 

「ちょっとパパ、見せたいものがあるのー」

あちこちのダンボール箱をよけながら

娘は、ぱたぱたと

すっかり上機嫌な足音をたてていた。