雨降りの昨日、お雛様をだした。
三人元女の台が空間的におけなくて、
お尻が寒そうだから折り紙かなにか敷いてあげて
と娘にお願いすると、
気が乗らなかったよう。
仕方なさそうに敷いていた。
昨年はまだ保育園児だった娘と一緒につくった
お雛様とお内裏様が笑っている…
やっとこさ出せた雛人形、
仕舞う日はいつもお天気の休日をねらいます…^^
土曜日に八百屋さんでドバッと買ったごぼうは、
いっきにささがきにして、
ごぼうサラダにしたり、
炊き込みご飯にしたり、
粕汁にいれたり、
グラタンにもいれたり、
それでもまだまだあるから冷凍庫に。
ごぼうの下処理をしたあとは、
指や爪とのあいだに染み込んだ土が
なかなかとれない。
泥遊びをしたあとの子どもみたいな手、
石鹸でどんなに洗ってもどうにもとれない。
皮膚がカピカピしすぎているからだと思う。
洗いすぎてさらにカピカピになる。
家族とごはんを食べながら、
誰も見てやしないのに、
ふいに自分の手が恥ずかしくなって、
「私の手ってごぼう料理をしたら
泥遊びしたあとみたいになっちゃうんよねー」
と、言い訳みたいにこぼす。
娘はくくくっと笑い、
夫はきこえなかったかのようにだんまる。
ごぼうサラダを夫は
さらっと流し込むように食べ干す。
久しぶりの炊き込みご飯を
娘がおかわりし、
「俺も」
と夫が言ったとき、
泥の取れないカピカピの手が
ほんの少し報われた。
やっぱり炊き込みご飯には
ごぼうが欠かせない。