asaの足あと

何気ない暮らしと、その中で、日々こぼれ落ちるささやかな幸せと小さな痛みをそっと静かに残すように、このブログをしたためています。

違和感をさらりとながして、けろりと笑う

娘と姪っ子たちの笑い声がはじけとんでいる。

夫は家ではみせない穏やかな微笑をまとい、

いつもは自分から発することのない

さして興味などないであろう質問を

家族や親戚たちに投げかける。

 

晦日の朝、シーツをリビングに干して

掃き掃除を途中で放り出し、

新幹線に乗りこむために

夫と娘と3人で家をとびだした。

 

そしてたどりついた夫の実家で

今年も新年を迎えた。

 

あふれんばかりの料理にスナック菓子、

山のようなおみやげのスイーツ、

お茶がわりのジュース。

休むまもなく勧められるそれらに

娘は目を輝かせたあと、

ふっと顔をあげ

私の顔色をうかがうように見る。

 

娘にとってここはパラダイスだ。

夫にとってここはオアシスなのだろうか。

 

じゃあ、私にとっては。。。

 

子どもの頃、確かにあこがれた光景が

目の前にある。

だけど、少なくともパラダイスではない。

オアシスでもない。

 

子どもの私が求めてやまなかった団欒を

大人の立場でかなえたいま、

それでもまだ、なお

私の心はふわふわと浮かんでいる。

 

浮かびながら、

あれやこれやと発生する違和感を

わざわざ掬いとる。

 

ここにかぎらずとも、

自宅でも職場でも、

どこにいたって、ふと気がつけば

なぜだか私の心は浮かんでいて、

そこここで

そこここの違和感を掬っている。

 

愛すべきひとたちにかこまれながらも。

 

バカ者だなぁとつくづく思う。

そろそろバカ者をつづけるのはやめたいなぁ

と心底思う。

 

違和感をさらりと流してけろりと笑う

そんなひとになりたい。

 

今年こそ、そんなひとになろうと思う。