asaの足あと

何気ない暮らしと、その中で、日々こぼれ落ちるささやかな幸せと小さな痛みをそっと静かに残すように、このブログをしたためています。

お守りみたいに心に刻む

娘がものすごい勢いで

セロテープを消費している。

 

ダンボールがいるのだと、

お酒は次いつ届くのか

夫に問い詰める。

 

心配しなくても、

夫のお酒は頻繁に届く。

 

ダンボールを切る音と

セロテープを切る音が、

リビングになり響く。

 

階段をつくっているらしい。

 

2階建ての家をつくるのだと、

ちょきちょき切っては

ぺたぺた貼っている。

 

平和な週末。

 

なのに、体はだるいったらない。

だるさをふりはらうように、

キッチンの流しとコンロの下を整理する。

 

娘が階段作りの手をとめ、

「ママ、大すきー」

と、上機嫌をふりまきにくる。

 

娘は、私の疲労や不機嫌を察知すると、

「ママ大好き」と

呪文のように言い放つ。

頭のいい子だ、

性格までいいのではないか、

と、私は親バカになる。

 

それと同時に、

いつまでこの呪文をとなえてくれるのかと

少し不安にもなる。

まだ小1の我が子に

顔色をうかがわせてしまっている私は

あまりにも未熟で不様だ。

娘の目がどんどん肥えていく前に、

自分の機嫌くらい自分でとれる

ちゃんとした大人にならないと。

 

気になっていた

流しとコンロの下がきれいになると、

ずいぶんだるさは和らいでいた。

 

掃除っていうのは

面倒でたまらなくって、

たぶん一生得意にはなれないけど、

部屋も頭も体もきれいにする。

 

 

佐野洋子のエッセイがおもしろくて、

ちまちまちまちまと読んでいる。

おもしろいのに、

1日数ページ(日によっては数行)しか進まない。

たぶん時間がたりないからだけじゃない。

むかしから読書も苦手だった。

 

ちっとも進まないくせに、

やたらぐっとくる。

 

私達は子供のことばかり話していた。

いろんな大人のなり方がある。という事に私達は何年かがかりで納得するようになった。教育を受けるという事と成長するという事が別なことだという事もわかりかけて来た。

「でもいいの」 佐野洋子

 

いつかもしかするとこの言葉に

救われる日がくるんじゃないかと、

お守りみたいに心に刻んだ。

 


 

 

さて、今日1日仕事に行けばまた休み♪

セロテープを買いに行かないと。

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いや、ガムテープだわ。。。