asaの足あと

何気ない暮らしと、その中で、日々こぼれ落ちるささやかな幸せと小さな痛みをそっと静かに残すように、このブログをしたためています。

学校に行きたくないと泣く小学生に言い誤る

一昨日の朝、

真っ赤な鼻で家をでてきた娘の友だち。

理由は自分でもわからないけど学校が嫌いで

行きたくなくて泣いていたというその子に、

私は言った。

 

「イヤだなぁってときは、

 いつも以上にニカーッて笑ってたらいいよ。

 そしたらなんか楽しくなってくるから」

 

それをきいていた娘が

隣りでニヤニヤニヤニヤ笑うので、

「あっ、ほらほらこんな感じで」

とさしてみせると

お友達もニヤッと笑ってくれた。

 

私はまるで自分が

すごくいいアドバイスをしたかのような

いい気分になって、

学校に向かう子どもたちに

笑顔でぶるんぶるん手をふってから

軽い足取りで駅に向かった。

 

だけど……

通勤電車にゆられながら、

自分の発言を思いかえし、

あれれ、と違和感をおぼえる。

 

イヤなときにも笑ってろって

小学1年生にどうなんだろう。。。

 

 

笑っていると気分があがってくってのは

多くの場において、

たぶん本当のこと。

 

でも、

イヤなときにはイヤなのだと、

つらいときにはつらいのだと、

泣きたいときには泣きながら

発信するのって、大事なことのような気がする。

 

子どもの世界は窮屈で、

逃げ道も出口もみつけにくい。

ここがすべてなのだと思いこんで、

ひとりせっせと折り合いをつけてくうちに、

バランスをくずす子もいるように思う。

 

つらいのだよ、

いやなのだよ、

と、放出できることは、ある意味強い。

 

 

よし、あのアドバイスを撤回しよう!

そう決めて、

登校の待ち合わせ場所に

娘と向かった昨日の朝。

前日真っ赤な鼻ででてきた彼女は、

うってかわって笑顔でやってきた。

 

撤回するのをひとまず撤回。。。

 

雨の中、よれよれと傘をさし、

背中には重いランドセルと

片方の手には鍵盤ハーモニカ。

長靴でゆっくり歩を進める子どもたちに、

お天気の悪口だけ言い残し、

私は会社にむかうため

ひとり駆け足で駅を目指す。