asaの足あと

何気ない暮らしと、その中で、日々こぼれ落ちるささやかな幸せと小さな痛みをそっと静かに残すように、このブログをしたためています。

ちくちくする

百均で買った娘のお手玉

ふたつとも破れたので、

針でちくちく縫ってなおす。

 

この夏 買ったばかりの

白いロングスカート。

あわてふためいて駆け上がった階段で

裾を踏んでしまい、

びりびりに破れた。


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これは私には、

ちくちく縫えそうにないな。

 

 

仕事が忙しいまま

夏季休暇に突入しようとしている。

終わりそうにない業務を

頭の中で並べてみる。

もっともっと抱えている同僚が、

休みの日もでてこようかな

とぼやいていて、

そのやりとりや、

昨夜の業務メールの送信時刻なんかに、

胸がちくちく痛む。

あふれかえっている業務を

巻き取りたいけど、巻き取れそうにない。

時々ため息がふりかかってきても、

気にとめない顔で黙々とマウスをにぎり、

クリックする。

 

あと2日出勤して、

その翌日には夫の実家に帰省する。

新幹線と電車とタクシーを乗り継いで、

田舎の古くて大きな義実家へ。

あそこは、にぎやかであたたかく、

豪快で、贅沢で、洗い物がやたら多い^^;

 

楽しみで仕方ない娘は、

もう一週間以上も前から

あと何日か指折り数えている。

 

私はいつも、帰省日の数日前から、

仕事の昼休憩の時間に抜け出し、

ある日は昆布屋さんへ、

ある日は和菓子屋さんと洋菓子屋さんへ。

せかせかと土産物を買い集める。

 

夜、娘のはしゃぎっぷりと

夫のふんぞりかえりっぷりに、

自分だけががんばっている気分になって、

シンクの食器に水をぶっかけながら、

ちくちく、ちくちく嫌味を言う。

夫は気にとめない顔で、

黙々とスマホをスクロールする。

 

気にとめない顔で……。

 

会社でクリックする私と

ソファーでスクロールする夫が

ふと重なる。

 

自分だけががんばってるだなんて

とんだ思い上がりだ。

自分だけががんばれていないと引けめを感じるのも、

思い違いなのかもしれない。

 

不器用な手で

ちくちく縫い直したお手玉を渡したら、

娘は荒い縫い目をじっと見たあと、

気にとめない顔で

「ありがとう〜」

と言って、ぽんぽん遊びはじめた。

へたくそで笑けてくる。

 

すぐに飽きて、けん玉に持ちかえ、

夫に「何回できるか数えて」と言い寄る。

スマホをにぎりしめたまま、

面倒臭そうに数える夫。

がんばってるなぁ。。。

 

もうすぐ夏休み。