asaの足あと

何気ない暮らしと、その中で、日々こぼれ落ちるささやかな幸せと小さな痛みをそっと静かに残すように、このブログをしたためています。

またひとつ、せかせかと歳を重ねる

​18時ぴったりに会社をでて、
一番早くつく電車にとびのり、
くらくらしながら、ゆらゆらゆられる。
乗り換え駅でホームをかえて、
しばらく待って、やってきた電車に乗り込む。
ここでは、すわれたり、すわれなかったり。
いただきものを抱えていたその日は、すわれた。
くたくたの体を背もたれにあずけ、
また、ゆらゆらゆられる。
 
最寄駅から家まではほんの3分。
 
娘の学童への迎えは夫にゆだねていたので、
私は急ぎ足で、まっすぐ家に向かう。
 
家に帰ると、​ふたりはひと足先に帰っていて、
部屋着に着替えた夫は
缶チューハイをあけてふんぞりかえり、
娘はリビングいっぱいに紙くずをひろげていた。
 
私は、急いで手を洗い、うがいをし、
エプロンをつける。
 
スキレットに火をかけ、
作り置きの肉味噌でオムレツをつくる。
冷凍庫からごはんをだして、
レンジであたためる。
厚揚げにソースをかけて、
トースターに入れる。
 
作り置きの副菜を皿に並べ、
あたたまったごはんを茶碗にいれ、
トースターから厚揚げを取り出し青海苔をまぶし、
皿に置く。
オムレツをスキレットのまま鍋敷きに置き、
テーブルに運びおわったところで、
娘に「そろそろ夜ごはん」と声をかける。
娘はきこえていないかのように遊びつづける。
 
味噌汁の鍋に火をかけ、もう一度言うと、
夫だけがテーブルにつき、
再び缶チューハイをあおった。
 
味噌汁を運び終えても
娘は遊びつづけているので、
私はせかせかと自分のお弁当箱だけ洗う。
一分たりとも無駄にしたくないのだ。
 
少し声をあらげ、またよぶと
ようやく娘は手を洗いに行き、
不服そうに椅子にすわる。
 
私は苛立ちをおしこめて、
精一杯おだやかな顔をつくり、
でもやっぱりどこかせかせかと、
今日のできごとをあれやこれやときく。
 
いつもと同じ素朴なごはん。
いつもと同じような光景。
 
ここでいつもよくででてくる娘からの手紙、
その日はなく、あれれ?と思う。
 
いつものようにいちばんに食べ終える。
せかせかと立ち上がり、
学童の連絡帳をめくる。
そう、一秒たりとも無駄にはしたくない。
 
夫は食べ終わったら、
ひとりそそくさと別部屋へ行く。
チクショーとちょっと思う。
 
娘もようやく食べ終わり、
食後の胡桃とレーズンときな粉牛乳を要求する。
立ったまま、私も一緒にもぐもぐ食べて、
ごくごく飲む。
胡桃がどんどん少なくなる。。。
 
さて、と、思う。
さて、片付けるぞ、と。
 
でもやっぱり、毎度毎度げんなりし、
食べおわると早々と退散し、
別部屋でスマホをにぎる夫が憎らしくもなる。
 
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おなかいっぱいになった娘もまた遊びはじめ、
私は気合いを入れて片付けはじめる。
 
いつもと同じように。
 
朝、娘は「手紙かいてくるね」と言っていた。
いつ渡されるんだろう、
今日かかれているのは………
と待ち続けていたけれど、
けっきょくその日なにも渡されなかった。
 
キッチンを片付け、
娘が児童くらぶでしてきた学習ドリルの答えあわせをし、
翌日の準備をし、
娘とお風呂にはいり、
いつもと同じような会話をする。
風呂上がりに洗濯物を干し、
ようやくソファーにすわって、
同僚からもらった紙袋をあける。
「お誕生日おめでとう」
と、さりげなくポストイットがはりついている。
 
22時前まだ遊び足りない娘を
せかせかと寝室に誘導し、絵本を一冊よむ。
ページをとじてもなかなか寝付かない娘と、
しばらくたわむれる。
やがて娘はすやすや眠りにつく。
 
かわいい寝顔。
 
今朝家をでるときは、
「今日ママのお誕生日やから、
 すっごい手紙かいてくるからな」
とはりきっていたのに、
すっかり忘れて、一日がんばってきたんだろうな。
愛おしい♡
 
たしか去年も。
 

asanoomusubi.hatenablog.com

 

1年前の自分の記事を読み返してみると、
娘は今よりもっと
はずかしがりやだった。
 
私は今より少し
いろんなことをがんばっていた。
ヨガとか、10分ジョギングとか。
 
だけど、やっぱりあんまりかわってないな。
夫はちっともかわってないな。
 
数日前の話です。
いつもと同じようにせかせかと
またひとつ歳を重ねました^^