asaの足あと

何気ない暮らしと、その中で、日々こぼれ落ちるささやかな幸せと小さな痛みをそっと静かに残すように、このブログをしたためています。

小1娘の本音 とんだ思い違いに気づく

昨夜ようやく娘がきかせてくれた本音。

なるほど、そういうことだったのか。

私はずいぶんとんちんかんな思い違いをしていたようだ。

 

「学童で何したの?」ときくと、

遊具で遊んだ、といつも娘はこたえていた。

「誰と?」ときくと、ひとりで、と。

「あれ?○○ちゃんは?」と、

私はつい保育園時代から仲が良かったはずの

お友達の名前をだしてしまう。

娘は手遊びをしながら

「○○ちゃんは他の子と遊んでたんちゃうかな」

と、気のない素振りでこたえたあと、

お湯の中にちゃぽーんとはまったり、

石鹸をつるんつるんころがしたりしはじめる。

また、はぐらかして。

私はじれったくて、さらに問い詰めたくなるのだった。

お風呂場での、まるで誘導尋問。

「一緒に遊べばよったのに。

 まぜてーって言えばいいやん。

 恥ずかしくて言えない?」

娘は、お湯をちゃぽちゃぽしながら、

「ひとりで遊ぶの好きやねん」

と、私の顔を見ようともしないで

さらっとこたえていた。

 

そして昨夜もまた、

今日で最後だから、もうきかないから、

と心に誓い、やっぱり同じような質問を投げかけた。

すると、いつもと少し違う。

「○○ちゃんが他の子と仲良くなったから、

 声かけづらいの?」

ときくと、昨夜の娘は、きっぱりと首をふった。

「○○ちゃんは遊ぼって言ってくるよ。

 で、いつも●●(自分の名前)のこと

 おんぶしようとするねん」

束の間、私は言葉を失う。

思考回路がぽつんと途切れたのち、

くるりと転換するように、

ははぁん、と、ようやく納得した。

「●●に赤ちゃんの役してほしがるってこと?」

ときくと、娘は頷いてから、

「ひとりの方が自由や。好きなことできる。

 その方がいいねん」

と言った。

 

そういうことだったのか。

私ときたら、てっきり娘は

保育園で仲の良かった友達が自分から離れてゆくのを

淋しがっているのだと思いこんでいた。

一緒に遊びたいのに言い出せずにいるのだと。

とんだ思い違いだった。

 

胸の中のしこりがとれたように

なぜか晴れ晴れとした気分で、

私は調子にのってつづけた。

「なるほど。そうやったんや。

 赤ちゃん役いややってちゃんと言うの?」

「言ったら怒るもん」と、娘。

「へぇ、どんなふうに?こんなふう?」

と、私は、口をとんがらせて

怒ったふりをしてみる。

「そんな可愛くない」

と言われて、また別の怒り方をしてみせると、

「そんなキモくないわー」

と笑う。

「じゃあどんな感じなん?」

ときくと、

娘はツンッとした顔でにらみをきかせてみせた。

「そりゃこわいわ。嫌やって言いづらいね」

と言うと、娘は、ようやく分かったか、

と言わんばかりの顔をする。

 

「でも、嫌なことは嫌ってちゃんと伝えーや」

とさらに私がでしゃばると、

娘はまたひとりお湯遊びをはじめる。

 

いやいや、ちゃんと伝えたから

ツンッとにらまれたんだよね。

 

私はまたまた

自分のとんちんかんなひとことに、

つっこみをいれるのだった。