彼らがあまりにも可愛らしい顔で
笑いかけてくれるものだから、
こりゃ、もっとドカーンと笑わせてやろうと
頭をくるくるこねくりまわしてみたのだけど、
まったくもって浮かんでこなくって、
ググってしまったのです。
ダジャレを。
小学生にウケるダジャレ。
娘が一緒に登校しているグループは、
小学1~3年生の男の子が5人ほど、
女の子が娘を入れて2人。
待ち合わせ場所まで娘を送っていき、
合流後、ほんの数メートルの道のりを
3分ほどかけてとろとろ一緒に歩き、
分かれ道で、私は駅へと向かいます。
4月には、どこの誰ぞやという私と娘に
あまり笑顔を見せてくれなかった子どもたちも
最近では親しげに話しかけてきてくれ、
気がつけば、
以前はどっと疲れていたその3分が、
なんだか私の充電の時間になっているような。
男の子たちは小生意気で、
女の子たちは相変わらず緊張からか言葉を発さず
でも口元はほんのり笑っていて、
どの子もこの子も
可愛いったらありゃしないのです。
・廊下で踊ろうか。
・イクラはいくら?
ふむふむ。わかりやすい。
・台湾に行きたいわん。
・福岡で服を買う。
まあ、わかるかな。
・八百屋さんでネギをねぎる。
娘が「ねぎる」の意味を知らなかった!
今度、娘の前で実践してみようかしら…
・・・と、まぁ、ググッたものをメモしては、
まずは娘に言ってみています。
ググる なんて、ズルかしら。
いやいや、たとえズルをしたとしても、
ほしいものが私にはあるのです。
あの子たちの笑い声♪
分かれ道で手をふったあと
やっぱりそっとふりかえります。
大きなランドセルを背負って
小さくなっていく娘の後ろ姿は
以前よりもなんとなくシャキッと
元気そうで、楽しそうでもあって。
駅に向かう信号をわたる私の足取りも
軽やかになります^^