asaの足あと

何気ない暮らしと、その中で、日々こぼれ落ちるささやかな幸せと小さな痛みをそっと静かに残すように、このブログをしたためています。

ママ友との飲み会で宙を彷徨う

いったいいつぶりだろう、

夜に家族をのこしてごはんに行くなんて。

昨夜、育休時代に一緒に

多くの時間を過ごした友人たちと

たんまり4時間以上、

お酒とごはんを囲んできた。

みんな娘と同学年か1つ違いの子どもをもつお母さん。

あの頃、まだ赤ちゃんだった子どもたちは

大きくなり、それぞれの家でお父さんと留守番。

 

6年ぶりの再会にして、

いつも隣りにあったベビーカーや

お腹にはりついていた抱っこひもがない、

はじめての大人だけの時間。

 

ちょっとそわそわしながら店にはいったけど、

あっという間に会話ははずむ。

 

さんざん話しこんだあと、

美味しい麻婆豆腐を食べながら、

みんなの話に耳をかたむけ、

ううむ…それにしても……と、思う。

少しずつ、少しずつ、

友人たちの声がかすんでゆく。

 

なんだか、私、自分のことばかり考えてるな。

 

友人たちの口からでてくる

子どもの習い事の話、

子どもの幼稚園でのレッスンの話、

子どもに国旗や偉人のカルタを猛特訓させた話、

〇〇ちゃんのお母さんの話、

今はやってるゲームの話。

そのどれもに、へぇ、わぉ、ひゃぁ、

と感嘆しながら、

心がふわふわ宙を彷徨う。

 

みんな子どものことをいちばんに考えてるのに、

私ときたら、自分のことばかり考えてるな。

いつも、いつも、いつも。。。

 

いくつもの習い事に日替わりで連れていき、

子どもの可能性を広げてゆく友人たち。

うちは、なーんにもしてないな。

 

子どもの好きをしっかりジャッジし、

それを伸ばそうとする友人たち。

私は、なーんにもできてないな。

 

そもそも、私はちゃんと

娘と向き合えてるんだろうか。

 

娘にめろめろなのに、

いつもなぜか違う方をむいているような。。。

 

「ママ、もし次のお休みに

 ママも時間ができたら、一緒に遊ぼうな」

エプロンのはしっこをつかんで私を見上げた

娘の声が頭の中でこだまする。

 

時間ができたら………って……

どれだけ私は、娘の前でせかせかしてるのか。

どれだけ娘に気をつかわせているのか。

 

なーんにもしてないどころか、

時間に追われるふりをしながら、

いつも娘に背中を向けている。

 

忙しい、時間が足りないとか、

仕事むいてないような気がするとか、

じゃあ何をすればいいんだろうとか、

娘の将来より

自分の将来のことばかり考えている。

 

 

友人がスマホをだして、

子どもがお絵描き教室でかいたという絵と

公文でかいたという字を見せてくれ、

その出来栄えに目をまるくする。

 

こりゃすげぇ!

すげぇなぁ、、、

 

あの頃一緒に過ごした友人たち。

なんとなく社会から切り離されたような気分になりながら

育児のあれやこれやと奮闘していた私を

救い上げてくれたママ友たち。

 

すげぇなぁ。。。

 

 

 

ふと私がこぼしたある発言に、

向いに座っていた友人が言った。

 

「子育てを終えた団塊の世代の方に、いちばん後悔してることをきいて多かった回答なんだと思う?子どもともっと一緒に過ごせばよかった、やねんて」

 

あっ。

 

彷徨ってた心がピタッと舞い戻り、

私は苦笑いしてみせてから、

海老春巻きにかじりついた。