大好きなブログで知り、興味をもった本
「ききがたり ときをためる暮らし」
通勤電車のなかで一日数ページずつ、
ようやく最後までめくり終わりました。
大地に根ざした丁寧な暮らしをする80代のご夫婦へのききがたり。
あこがれるけれど、ほど遠く、
届かないけど、ほんのり沁み渡り……
静かな小説をよむようにページをめくっていきました。
朝の満員電車の中ではひたすら棒立ち、
帰りの電車では疲労困憊、意気消沈、
なかなか本をひらく気にならないなか、
ゆっくりゆっくりではあるけれど
ページをめくるのが楽しくて、
通勤時間を豊かにしてくれました。
一人で何かやれば、遅いけれども確実によくなるって信じていたのね。長い年月はかかるけども、今日より明日はよくなると思って。
自分がやりたいことは、家の中に限られましたけど、自分流でやってきたおかげで、年をとってからの毎日が楽しく送れるようになったことは、よかったなぁと思いますよね。
(つばた英子)
困難は人を強くするかもしれませんが、心の拠り所になるのは、やはり、楽しい思い出なんですよ。苦しいときに耐えたから、次も耐えられるなんてことはなくて、たくさんの楽しい思い出があったほうが、心も豊かになれる。
(つばたしゅういち)
…………
ここ数日、心にぽっかりあいた穴がふさがらず、
どうしたもんかなぁと途方に暮れていました。
夫が会社でもらったと
食べずに持って帰ってきてくれたお菓子。
娘が寝ているすきに
むすっと差し出してきたので、
娘が寝ているうちに
こそっとお弁当箱と一緒に包んで、
会社に持って行きます^^
道すがら、何か話をするわけでもないし、一緒に並んでも歩かないの。彼はサッサカ先を歩いて、途中でふり返り、また前へ。こっちは必死でついて行くの。フフッ、おかしいでしょ。
(つばた英子)
いちばん好きだったのはここかな。
心の穴、またふさがっていきそうです。
今週のお題「読書の秋」