茨木のり子の詩「自分の感受性くらい」を
はじめて読んだとき、
グサッと胸につきささりました。
同時に、ほっと、なんだか安心もしました。
ふと思い出して、
10年ぶりとか20年ぶりとかで、
読み返してみる。
ぱさぱさに乾いてゆく心を
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて
10年も20年も年をかさねてきたのに、
やっぱり、グサッとつきささり、
苛立つのを
近親のせいにはするな
なにもかも下手だったのはわたくし
やっぱり、ハッと思い返し、
じわじわと心にしみわたり、
自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ
うんうん、そうだよね、
と、ばかな自分をあざわらう。
10年も20年も前の
トゲトゲだったあの頃より、
ちょっとは成長してるつもりだったけど、
あいもかわらず、ばかものだなぁ、私。。。
って、改めてしみじみ思った昨日。
自分の機嫌をとるために、
今日も、大好きな朝ごはんを準備します。