通勤は片道50分弱、乗り換えが1回あります。毎日18時ピッタリにタイムカードをおして、会社をとびだし、足早で駅に向かいます。
夫も同じ方面で働いていて、同じような時間に帰宅します。
時々、乗り換え時に、夫を見かけます。
「あっ、いた。同じ電車だ…」
と思い、外での夫の風貌をぼんやりとながめ、べつの車両に乗り込みます。
いちばん近くにいるはずなのに、なんか、とてつもなく遠い人。。。
乗換後の電車ではたいてい座れるので、本をひらきます。
貴重なひとりだけの読書タイム。
昨日の会社帰り、乗換時に、夫と遭遇しました。
一方的に見かけたのではなく、遭遇。
すぐに会話ができる距離で、おもいっきり目が合いました。
なぜか一瞬ひるみ、その後、かるく会釈をしました。
「今日、会社でごたごたがあって、やりきれなくて…」
なんて、ざわざわした気持ちを、もちろん夫に語りかけることもなく。
彼は、私の涙目に気づきもしないし、私もまた、彼がどんな疲労を抱えてきたのか、想像もせず…。
夫はきょとんとした顔で、会釈しかえすわけでも、話しかけてくるわけでもなく、やがて人並みにまぎれこんでいきました。
私は、階段をかけのぼり、夫がふだん乗っていると思われる車両とはべつのところに並んで、乗り込みました。
本を取り出そうとして、ふと、友人にLINEをするんだった、と思いだし、スマホを手にとり。
友人に長いLINEをうち終わる頃、最寄駅に到着。
また足早に改札へと向かいました。
今朝のキッチン…